2017年8月15日火曜日

Cubase難民救済ドリル 二回目 音を出す

みなさんこんにちは。ARAです。

第二回は、「トラック」です

今回はついに、音を出すぞっ

前回までやった、メイン画面までたどり着きましょう。
ちなみに、この画面は白っぽい。普通だと黒っぽいはずです。
見やすいようにバックの色を白くしているだけです。環境設定・外観・で出来ます。

1)まず、PC内楽器を読み出します。

ここで、Cubaseの音源への考え方を覚えましょう。

Cubaseは、ソフトウェア音源(楽器)をプラグインとして読み出すことによって音が出ます。なので、Cubaseだけでは発音しないのです。

ですから、まずはじめにやるべきは「ソフトウェア音源を読み出すこと」になります。

画面右側のアップ。VST インストゥルメント(ソフトウェア音源)の項目の中の
「Rack」をクリック。

出てきた項目の中から 「Halion Sonic SE」をクリック。

何も考えずに「作成」をクリック。(何も考えないが重要)

するとメイン画面に、Halion Sonic SE(プラグイン)が起動します。

考えられるトラブル)
1.画面が違う
画面右側の画面が違う場合、「VSTインストゥルメント」という画面を出します。
「デバイス」→「VSTインストゥルメント」を選ぶと、似たような画面が出てきます。

2.Halion Sonic SEが出てこない
Cubase内で管理しているプラグインに不具合があります。
ここでは解説しませんが、解決方法が公式から出ています。


2)Halion Sonic SEで音を出す


これがHalion Sonic SEの全体図。ちなみに「はりおんそにっくえすいー」と読みます。

まず音を出してみましょう
水色枠の所をマウスでクリックしてみてください。みにょーっとした音が出ると思います。

音が出ない場合には、
この時点で考えられるトラブル) Aへ

いろいろなボタンや項目がありますが、音色を読み出すのにメインで使うのは枠で記した部分です。

拡大図
「▼」のマークをクリックします。
音色を選ぶ項目が出て来ます。写真の通り。実際には右側から音色を選びます。
[GM]と名の付いている音色を選びましょう。
GMはジェネラルMIDIの略で、いわゆるMIDI規格という基本的な音色群の事です。

音色を実際に選びましょう。ドラムの音を選びます。
[GM128]Stereo GM kit というのを選んで下さい。これがスタンダードなドラムの音です。 
「1」の所にドラムの音色が読み込まれました。
Halion Sonic SEの画面を一時的に消します。

3)メイン画面でブロックを作る

メイン画面を見ると、Halion Sonic SE 01 というトラックが出来てます。

そのトラックの横線上に、ブロックを作ります。
マウスアイコンを鉛筆ツールにして

トラック上にドラッグしてブロックを作ります

マウスアイコンを矢印に戻して、作ったブロックをクリックします

メイン画面の下側に、ピアノロール画面が登場します。

鉛筆ツールにして、ピアノロール画面をクリックすれば打ち込みできます。

とりあえず、何か音を出してみて下さい。

ドラムの音色ですから、いろいろな音が出るはずです。
音が出せたら、今回は終了です。

お疲れ様でした!


この時点で考えられるトラブル)A

スピーカー(ヘッドフォン)の音量
オーディオインターフェースの接続
VSTコネクションが外れている
などを疑って下さい。

デバイスの設定
メインツールバーの中の「デバイス」→「デバイスの設定」を選びます。

左の項目から VST オーディオインターフェースを選択
右の項目から、ASIOドライバー、の部分を、使っているオーディオインターフェースを選択。
OKを押す。

VSTコネクションが外れている
メインツールバーの中の「デバイス」→「VSTコネクション」を選びます。

「出力」の項目で、下に表示される欄が「未接続」になっていないか調べましょう。
未接続、だったら、そこをクリックし、お使いのオーディオインターフェースを選んで下さい。

Cubaseは、「トラブルの解決力」が全てです。
一つひとつトラブルを解決することを覚えていきましょう。

それでもうまくいかない時には、コメントなどに残して下さいね。





Cubase難民救済ドリル 一回目 起動

みなさんこんにちは。ARAです。
Cubaseを買ったはいいけどさっぱりまったくうまくいかないという方の為の
Cubase難民救済ドリルを作ることにしました。

予め書き記して起きますが、Cubaseは難しいです
このドリルはインストールが正常にされている、ということが前提ですが、
インストールですら大変難しいのです。
インストールに関しては、また何かの形で説明をしようと思います。

第一回は、「起動」

正常にインストールされていれば、デスクトップにCubaseのアイコンがあります。


1)ショーットカットアイコンから起動

←コレです。コレをダブルクリック。

2)タイトル画面の表示とオーディオドライバの指定

画面中央にタイトルが表示され、いろいろなものを自動で読み込みます。

この時点で考えられるトラブル)
この段階で、オーディオインターフェースのドライバが正常にインストールされていないと、使用する機材を指定してください、という旨の画面が出てきます。
適切に処理しましょう。

3)Steinberg Hub画面の見方

15秒くらい待つと次の画面に切り替わり、Steinberg Hub画面が表示されます。


解説
画面左側はアップデートのお知らせとか、こんな音源が買えます、的な宣伝とか、そういうものを表示する所。基本無視します
ネットに繋げなければ「つなげろ!」という表示が出るけど、それも無視

画面右側は、これからCubaseを使ってどんな曲を作りますか?
っていうテンプレートを選ぶ項目です。

でもこの予め準備されているテンプレートがめちゃくちゃ使いづらいので無視
赤く囲った最近使ったファイル、は、作業を再開する時には便利。前日作ったファイルが表示されます。

4)新曲を作るぞぉ!

「その他」を選ぶ(これが
なんでそんな重要なもんが「その他」に分類されてんのさ、とは思うけど。
テンプレートから選んでね、って話なんでしょうけども、テンプレートの中身を理解する方が初心者には難しいのですよ。


「その他」を選ぶと、下の欄が変わって、一番上に「Empty」と表示されます。
Emptyは「空白」って意味。つまり「素」の状態ってことです。
クリックして、色を反転させます。
作成をクリックすると…


空っぽのメイン画面が起動します。(上の画像は白っぽいですが、本来は黒)
無事にメイン画面までたどり着けたでしょうか?

この時点で考えられるトラブル)
Steinberg Hubが起動しない、ということがあります。
その場合、メインツールバーの中の「ファイル」から「新規プロジェクト」を選んで下さい。Steinberg Hubが起動します。

5)プロジェクト(曲)のステータスを決める

Cubase画面最上のメインツールバーの中から、「プロジェクト」を選び
その中から「プロジェクトの設定」を選びます。
重要なのは枠の部分。48kHz 24bit になっています。
CDにすることが前提ならば、44.1kHz 16bit に変更しておきましょう。
OKを押すとプロジェクト設定ダイアログが消え、元のメイン画面に戻ります。

6)今日はここまで

今回は、起動から曲のステータスの決定までをやりました。
まだ一音も出していませんが、曲を作る上で毎回行う作業です。しっかり覚えましょう。
プロジェクトの設定は一度設定すれば変更はされません。次からは設定せずに済みます。

お疲れ様でした


補足)


青で囲った部分は「プロジェクトフォルダー」を作る場所を決めるところです。
わからない人は無視していいですが、慣れて曲が増え始めると、いろいろ面倒になってきます。

プロジェクトフォルダー、とは…まー、ようするに「曲名」みたいに考えていいと思うんですが、曲を作り始める時にいきなり曲名がある人って少ないですよね。
なので、日付みたいなものでいいと思います。

何も操作しないままだと「名称未設定」ってフォルダが作られます。

プロジェクトをしっかり管理したいなら、「プロジェクトの場所を表示」にチェックを入れて「作成」をクリックすると、「プロジェクトフォルダーを設定」という画面が出てきます。
PC内のどこにプロジェクトフォルダーを作るかを決めて、それからOKを押すと、メイン画面に切り替わります。