2012年3月6日火曜日

久々に、MIDIデータ制作の仕事です。

大正琴の演奏用のMIDIデータ制作ですが、年に数本やります。
その度に、Roland SC8850にお世話になります。

最近の音楽制作では、やらないような作業をしなきゃならないわけですが
これが案外懐かしいのと同時に新鮮で、つい拘ってしまいます。

耳コピするわけですが、MIDIデータでの提出なので、いろいろと気を使います。
まず、音を選べません。出来るだけ既存のGM企画上での音作りをしなければなりません。

割り切ってしまえば、それほど難しくも無いのですが
「それっぽく聞こえなきゃならない」という、なんともむずかしー作業になります。

これも、数年前のカラオケ全盛期には、「当たり前」として君臨していた技術で
1キロバイトの戦いです。無駄は許されなかった…。

それを考えると、今の音楽制作は楽になりましたね。

その分、選択肢が増えて、やる事が一気に増えてしまったため
制作スピードが落ちました。

昔なんぞは、30曲くらいなら、平気で一週間で作っていたのに
今は一週間で懸命に頑張っても5曲くらいが限度。
そもそも、ミキシングと作曲に同じくらいの時間がかかってしまうものだから
作業効率は2分の1。

選択肢が無い、という制作環境の中での方が
より音楽に集中できる、というか
単に、手を広げ過ぎちゃうと、あれもこれもできて個人の許容範囲を越える、というか
とにかく、

ピアノの音は、この音

とかいう方が、やりやすいのですよね。

もちろん、そればっかりだと、可能性を狭めてしまうという事にもなりかねないので
バランスが重要なんですが…


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