このたぐいのどんな法律も、結局「違法DLしてた側」にいる人間
考えていかないと、いたちごっこに歯止めはかけられない。
悪を知らない人間が、悪を取り締まれる訳が無い。
長谷川平蔵さんのお言葉です。
もともと、音楽産業とひとくくりにいっても、いろんな方向性があ
けど、大きくわけて「コンテンツ産業」と「パフォーマンス産業」
AKB48とかを代表するアイドル系の産業は明らかに「パフォー
現在も大盛況。これは「コピー不能なもの(つまり人)」を産業の
一方、コンテンツ産業はやろうと思えば無尽蔵にコピーできてしま
そこをどうにかしようといろいろ模索はしてきたが、決定打が見つ
でも、そもそもコンテンツ産業の敗退が「コピーできる事」が本当
なのか、と誰も疑問を持たない。
日本のCDは高い。
CDをプレスするのに、個人では1000枚でフルパッケージで
一枚あたり180円のコスト。
それを、もし一人で制作した場合、1000円で売っても一枚あ
一方、音楽制作会社はそういうわけにはいかない。
様々な関係者や演奏者などに対する配分もあるし、個人では到底
プロジェクトも組める。そこが、制作会社の利点。
よって、一枚あたりの価格を上げざるを得ない。それも納得でき
ただ、一つだけ、これは冷静に考えなければならないのは、
「地元の野菜直売所」みたいなものが大盛況な事実を考えると
中間マージンをがっぽり取られて、生産者以外の人間が搾取する
買い手が選ばなくなってきているという事。
今までは、必要な設備などの問題で「制作会社」の存在は必要不
でも、今は、クオリティの差はあれど、それでなくてもなんとか
もっとコストを下げて、聞く側が手にとりやすい金額にしていく
より重要なことなんじゃないかな…と思う。
インディーズでの音楽産業は未だに元気です。8曲入りで100
オリジナル曲で出して、500枚くらいは売れます。それで、個
ちゃんとした作りのものを出すべきだ、とよく言われます。
ちゃんとしたものって何? 出すところにちゃんと出すってこと?
お金かけていろんな人に頼むこと?
「地元の産地直売所」で売られてる野菜は「ちゃんとしたもの」じ
それこそが、作り手と聞き手の「概念のギャップ」なんじゃない?
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