2014年2月8日土曜日

万感の想いを乗せて

数年に一度、発作のように見たくてたまらなくなる映画って、ありますね。

さよなら銀河鉄道999

えー、wikiによれば、1981年公開の映画だというのだから、私が4歳の時という事になりますね。当然、リアルに見ているわけもない年齢ですが、幼い頃に亡くした叔父の影響で、松本零士作品にはやたらと詳しい私です。

若い頃には「メーテル良いよメーテル」という視点で見ていましたが、歳をとったのか、視点が変わったのか、鉄郎の事を優しく見守るハーロックとかファウストとか、そういう視点になってました。

鉄郎に関しては、容姿は良く無い。鼻ぺちゃでチビ、短足でガニマタ、という松本零士の男キャラ特有のスタイル。なのにメーテルという宇宙で最も美しい女性に愛され続けるというお話です。(エメラルダスがトチローを愛し続けるのと全く同じパターン)

999の世界を語るのにメーテルの存在は欠かせませんが、とにかくやたらと強いはず。
戦うシーンなどはタマーにしかありませんが、初期作品ではメーテルが鉄郎を助ける、というパターンで固定されていました。

が、銀河鉄道999の集大成とも言える「さよなら銀河鉄郎999」では、鉄郎がメーテルの手を引っ張って走る、という構図がほとんどであり、良心の呵責に苦しむメーテルの手をグイグイと引っぱり、さも当然のように列車に押し込むシーンは、いつの間にか少年が大人になっていたことを示唆しているようで、「強くなったな、鉄郎」のファウストの言葉にもこの映画で最も伝えたい事が伺えます。

音楽が良いんです。以前サントラを持っていたはずですが、ライブラリに無いところを見ると…、実家に置いておいたんでしょう。(実家は津波で消失)

音楽は東海林修さん。「再会 〜LOVE THEME〜」がすごく好き。ピアノは羽田健太郎さん。

かなり音楽の影響は受けています。
スーパーマンやスターウォーズの影響をかなり受けていますが、なんというか、それが良かったりします。

0 件のコメント:

コメントを投稿