2018年1月19日金曜日

メロディーがあると使いづらい?

今年頭から取り組んでいる
版権フリーノベルゲーム用のBGM集、の製作ですが
1日一曲のペースでの製作。

BGMとして、使いやすさを考えると
メロディーが強い音楽はやはり目的が違います。

そもそも、メロディーが強いってなんでしょうね。

「心に残るメロディー」についてずっと勝負してきた音楽人生で
これ程過酷な試行錯誤はありません。
感覚としては、普段時速300kmで走る事を課してきたのに
40kmで走れ、と言われているよう。
以前の私なら発狂のレベルです。

ただ、お仕事としてBGMを製作すると
この40kmで走る、は何も難しいとは感じないのです。
自分が音楽を作るぞぉ、というモチベーションでは激しい葛藤と戦うことになりますが、仕事だとなれば別にそんなに苦ではないことに気づき

じゃ、発注すりゃ良いじゃん自分に、と
ちゃんと発注書と指示書を作り、自分に発注。
すると、出来るんですよ。ストレス無しに。

音楽作りてえ、となったら
別枠で作りゃ良いんですよ。

常にいい音楽を心掛けていますが
良い音楽の定義を、ルールを、柔軟に変更できるようになったわけです。
「好きにやって良いよ」っていうお仕事も大好きですが
素材集として売るからには使いやすいと言ってもらいたいわけです。
使いやすさのために、何が出来るか、とこれほど真剣に取り組んでいるのは
自分が企画したものでは初めてです。

自分に発注書を書く、という行為が意外と良いんだなぁと
気付いたのです。

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