2018年1月9日火曜日

職人技?

時々舞い込む、低価格のゲーム(アダルト)の依頼。

本来、仕事の内容なんでこういう事をブログに書くべきじゃないんでしょうけど
でも、そんなんだから職人ってやつは消えていっちゃうんですよ。
だから書く。

葛飾北斎だって、春画が芸術作品としてもてはやされている昨今、
存命当時、果たして彼自身「黒歴史」としての自覚があったのか
それとも、そんなことはお構いなしに描いていたのか
それは定かではありませんが

それこそエロスは人類共通の永遠のテーマであります。

音楽というやつは、理性の産物です(きっぱり
つまり、エロスと音楽は、元々共存できない関係にあります。
絵でエロスを表現は出来ても、音楽だけでエロスは表現出来ないのですよ。
も と も と

さー、この難題に挑むのです。
音楽だけでエロスを表現することは無理であるとして
そのシュチェーションは表現出来ます。
シュチェーションが全くないものを表現するのはとてつもなく難しいのですが
幸いなことに、こういうゲームはたいてい、シュチェーションが存在します。

恋愛モノとか学園モノとかなら、やりようはいくらでもありますが
「ただエロいだけ」という内容の場合、難易度は一気に上がります。
しかも、画面が動いてくれるアニメなら、まだマシなのですが
動いてない…静止画系のゲームとかだと…もーーーー大変です。

まず、動かなきゃいけないんです。

情緒的なメロディーなんか書いちゃうと、台無しです。ぶっ壊れます。
というか、確実にリテイクが来ます。
低価格の仕事でリテイクは致命的です。
メロディーがほぼ無く、動き続け、なおかつシーンに合ってなければいけないし
なおかつ、怪しさみたいな感じも出さなきゃいけない。

私は、結構この「試されてる感」が好きで、好んでこの仕事をしています。
私が今まで経験した中で、最も難しい部類の仕事です。
サントラ系の仕事の中ではとてもとても普通の仕事ではありません。
なので、この仕事をする度に、頭を抱えます。
マゾには丁度よい仕事です。

では具体的にどうするか、というと…

回答) Stylusを使います



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